今回の研修は、主にダブルチェックをしているにも関わらずインシデントが減らないという現状から、ダブルチェックの意味の再確認や、発表者の経験からインシデントの起きやすい事例紹介を交えた内容であった。
講義の中では、確認者の人数が二人より多くてもミスを防ぐ効果があまりないことを示すグラフがすごく印象に残った。リンゲルマン効果-社会的手抜きといわれる言葉は初めて聞いた。安心感などから責任感が低下するためにおこる効果で、自分も経験していることだと感じた。
講義はみな真剣に聞いており、発表者もとても聞き取りやすいテンポで話されていた。聞いて納得でき、すぐ実践できる内容であった。今後ダブルチェックはエラーをそこで食い止める目的があるのだとしっかり受け止め、ミスを減らせるように努めたい。
検査科 平川 由紀子